陰口・悪口への対処法~自分を攻撃する人への一番の復讐は○○~
「ちょっと○○さん、話があるんだけど」
「お前はこんなこともできないのか」
「ねえ聞いた?○○さんって実はね...」
「コソコソ、ヒソヒソ、クスクス...」
陰口・悪口って、どこの世界にもありますよね。
職場や学校、家庭やご近所の井戸端会議、さらにはネットの世界に至るまで。
なんで人って、人のことをこんなに悪く言うんだろう。
悪口って、言わないと生きていけないのかな。
ってくらいには、この世界は陰口・悪口が溢れかえっていると思います。
でも、言われる方はたまったもんじゃないし、人の悪口だとしてもずっと聞かされるのは中々気持ちのいいものではないですよね。
そこで今回は、
そんな陰口・悪口を言う人への対処法、
とりわけ自分が標的にされてしまった時の対応策について書こうと思います。
1.陰口・悪口への対処法は?
(ⅰ)気にしないこと
結論からいうと、陰口・悪口への一番の対処法は、とにかく気にしないことです。
ありきたりな回答ですみません。
でも、これが一番なのは間違いありません。
傷ついても、反論したくなっても、気にしないようにすること。
そもそも、世の中にはあなたが何を言っても嫌う人は必ずいます。
それに対して「私の何がいけなかったのかな...」と落ち込んだり、「なんだと!」と言って憤る必要はありません。
自分が正しいことを言おうが間違ったことを言おうが、反対してくる人は必ずいる。
これはもう、そういうものなのだと割り切ってしまうことをオススメします。
その方が一々相手の言動に振り回されるより、ずっと楽です。
ちなみに、反対してくる人にはどんな人がいるかというと、
たとえば、とにかく誰でもいいから悪口を言いたいだけの人。
これはもう100%気にする必要がありません。
そういう人は、あなた以外の人にも悪口を言っているので、自分に責任を感じたり傷ついたりするだけ損になります。
また、自分とは根本的に価値観が異なっている人。
考え方やものの捉え方が別次元にいる人の悪口も、気にする必要はありません。
なぜなら常識が違いすぎて、どんなに議論したところで通じ合えないから。
なので、
そういう人たちのことは、宇宙人と思えばいいです。
「私とあの人は、違う星の人なんだな。
それなら、分かり合えなくても当然だな」
って。それくらい割り切れれば、無駄な争いを避けられます。
サンは森でわたしはタタラ場で。
特に悪口を言いたいだけの人には、何を言っても無駄です。
彼らの目的は、理論的な批判ではなく、ただとにかくケチをつけたいだけ。
言っちゃ悪いけど、ぶっちゃけ考えが幼稚なんですね。
そのため、こちらが誤解を解こうと理論立てて説明をしたり、誠実な対応をしたところで、彼らにはほとんどの場合響きません。
一つ解決すれば、また別の文句を見つけてぶつけてくるだけです。
だからとにかく、そういった人たちには、
構ってあげるだけ時間の無駄。
そんな時間があれば、むしろ自分を支えてくれる人たちへの感謝を伝えたり、自分のすべきことに使えばいいだけの話だということです。
(ⅱ)例外:気にすべき人
陰口・悪口への一番の対処法は、気にしないこと。
ただし、例外として気にすべき人もいます。
それは、理論的にきちんとした批判をしてくれる人のことです。
そもそも悪口と批判とは全くの別物なのですが、「自分に反対する言葉」として一括りにしてしまう人も少なくありません。
これにはしっかりと気をつける必要があります。
悪口は、他人を悪く言うこと。相手をけなすこと。
これに対して批判は、間違ったものを正すために意見を論じることです。
悪口は何の生産性もないので聞くだけ無駄ですが、
批判は自分に気づきを与えてくれたり、視野を広げたりしてくれます。
つまり、批判は自分のためになるので、ぜひとも耳を傾けた方がいいということです。
また、時には感情的な批判もありますが、理論的にきちんとした批判をしてくれる人は、こちらの話にも聞く耳を持ってくれる場合が多いです。
そういった人の意見は自分のためにもなるし、もしお互いに誤解があれば、こちらも理論立てて説明をすれば、分かり合えることがほとんどです。
こういう人たちのことは、自分と意見が違うからといって“敵”だと決めつけずに、誠実に対応することが自分のためになると思います。
そしてもう1パターン、気にすべきタイプの悪口があります。
それは、悪口による実害があるタイプです。
これに対する対処法は単純です。
とりあえず、通報しましょう。
自分が戦おうとしてはいけません。
それぞれの場合に応じて、しかるべきところに通報する。
これで充分です。
実害があるなら遠慮はいりませんので、どんどん通報していきましょう。
あいつも通報、こいつも通報。
自分が潰れてしまう前に、行動することが大事だと思います。
2.やり返したい時は?
ところで、陰口・悪口を言ってきた人に対して「やり返してやりたいな」と思ったことはありませんか?私だけですか?
とりあえず、ここでは私と同じく復讐心のある人もいるとして、アドバイスを記しておこうと思います。
(ⅰ)武力で報復するのはダメ
わかりきった内容ですみません。(2回目)
でも、相手がどんなに嫌な奴だったとしても、蹴ったり殴ったりで報復するのは完全にアウトです。捕まります。
あと、悪口を言い返すとか、アレコレ根回しして社会的に抹消するみたいなのもダメです。
怖いことは基本的にダメです。
「やられたらやり返す」
うん、その気持ちも勿論わかるんだけど...
でも、それをやっちゃえば、結局同じ穴の狢になっちゃうんですよね。
泥だらけの相手を殴ったら、自分の手も汚れてしまうわけで。
それって、嫌じゃないですか。
どうしてそんな奴のために、自分の手まで汚さなきゃならないんだって思うわけです。
泥がついたら洗えばいいじゃん、とか、そんな簡単な話でもない。
腐った相手と同じことをした時点で、自分の手も心も腐っちゃうんですよね。
こういうのを、負の連鎖って言うんだと思います。
ちょっと大きな話をすると、結局戦争とかだってそうやって報復合戦として続いてきた歴史があるわけで。
武力での復讐ほど、不毛なものはないと思うんです。
それなら、一体何をもって相手に復讐すればいいのか。
その一番の方法を、最後の項目でお伝えします。
(ⅱ)一番の復讐法は○○
答えは単純です。
それは、自分が幸せになってやること。
これ一つだけです。
たとえばの話、ある会社にものすごく嫌味な部長さんがいたとします。
その部長さんは、いつもどこでも他人の悪口ばかり。
そんな彼が、ある日新入社員のA君を散々に罵倒しました。
「お前はこんなこともできないのか。
全くどうしようもない。無能な奴だ。
お前なんか一生平社員として書類整理でもしていろ」
ところがどっこい。
そんな悪口によって復讐心に火がついたA君は「今に見てろよ」と、これまで以上に熱心に仕事へ取り組みました。
その結果。
数年のうちにA君は昇進を重ね、その会社の社長さんにまでなりました。
部長さんは部長さんのまま、今となってはA君の部下になって、書類整理をさせられるようになったのでした。
おしまい。
さて、この話を聞いてどう感じたでしょうか。
部長さん、悔しいですよね。
自分が見下していた相手に追い抜かれて、こき使われるようになって。
自分が過去手酷く馬鹿にすればした分だけ、惨めで情けない結末になると思います。
しかもこれはまだ優しい方で、実際にはこんな嫌味な部長さんは部長さんのままではなくて、いずれ降格して誰も見向きもしない人になると思います。
というのも、実際に
「人の評判を落とそうとして悪口を言うと、言った本人の評判が悪くなるだけである」
という実験結果があるのです。
このように悪口を言った人は、自分が手を加えなくても、勝手に人が離れて自滅するようになっています。
そして、そんな嫌な奴の言うことをものともせずに自分の幸せを勝ち取った人は、結局その相手を見返すようになるんです。
それが、相手にとっては武力より何よりもの復讐になります。
自分を傷つけた奴なんて放っておいて、自分は自分の道を行けばそれでいいだけの話。
理不尽な言葉のために足を止めてやる必要なんてないし、自分まで汚れてやる必要もない。
相手がどんなにあなたを罵倒したとしても、結局自分さえ気にしなければ、あなたはきれいなままです。
汚れるのは、暴言を吐いた相手だけ。
だから、そんな奴のことは気にしなくていい。
やり返そうともしなくていい。
相手は口汚くあなたを罵った時点で自分で自分を汚しているんだから、すでに報いを受けているようなもの。
今は偉そうで強そうに見えたとしても、結局そんな人は改心しない限りどんどん人が離れていきます。
あえて自分が手を出さなくたって、時が経てば経つほど、やったことの報いを受けることは決まっているから。
そんな報復は時に任せておけばいい。
相手が勝手に自滅していくその間に、あなたはあなたの道を進んでやれば、それでいい。
そうしてあなたが幸せになる姿が、あなたをけなした相手への一番の復讐になるから。
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